農耕民族の証し

 今日の我が家は餅つきだ。搗くと云ったって餅つき機を使用するので、厳密に云うと”搗く”ではないなー。
餅を搗く
 下の写真、左が「もち米」を蒸して、上の写真が”つく(搗く)”、そして下右の写真が”のばし”て「のし餅」にするのだが、杵(きね)で搗いた餅とは食感が多少異なるのだ。
餅つき・米を蒸す     餅を展ばす
 でも、”杵もち”と違って年寄りでも、その気にさえなれば容易に餅が作れるからありがたい。のだが、最近は正月「お餅」を食べる人が少なくなってきて、農耕民族の象徴的な食べ物の”陰が薄くなりつつある”ように、吾が輩は思うのであーる。
 我が家も息子達(孫は勿論)は好んで食べる方ではないのだが、吾が輩はワイフともども餅が好きなので、きょうは7臼も搗いたのであった。
 今日は餅だけでない、鍋物は勿論、漬け物にも重宝がられる「白菜」の高値問題にもメスを入れよう。
白菜大根が高値
今朝テレビを見ていると、この時期、白菜・大根が高い、とかなりの時間を割いて店頭価格や、産地の実態を伝えている。吾が輩も白菜・大根は作っていたので、何が問題かは良く判るつもりだ。
 わけても今年の白菜は例年に比べれば6割強も高い、と云う。吾が輩に言わせれば野菜は高いのが当たり前だ。生鮮食料品は、昔の養生論にも有ったといわれるように”四里四方旬のもの”が尊ばれるのであって、作られている地域の作柄次第で価格は大きく異なるのは当たり前、だから昔は生産者の方も産地規模を一定のもの(余分に作った)するように努力したのだし、買う側も"獲れ秋に”相当量を買い込んで「越冬野菜」としたものであった。
白菜産地の声
それが今では輸入品もあることから、欲しい野菜は何時でも買える(廉く)と思っている人が多いのだ。ところが野菜はその年の天候により"出来不出来”が大きくぶれて、今年の秋のように大型台風に幾度も見舞われたり、気温の変化が大きかったりすると、量的にも質的にも”うんと不作”になるのだ。
 農産物はまさに自然の恵みなのであって、「農耕」をすることでそのことが好く判り、そこから暮らしの知恵が身につくのだが、消費者はもとより、農村に住んでいながら米も野菜も作らずに、スーパーで買っていたのでは"生態系”と人間の関係も気付かぬまま、高い、高い、とばかり愚痴を云うことになるのである。
 吾輩は日本の文化の根底にあるものは「農村と農業」であると思うし、農耕民族としての歴史がそれを物語っているとかんがえるのであーる。
 きのう仕事納めをして、今日は餅搗き。♪ もう幾つ寝るとお正月・・♪ではないが、正月の風習だって「餅」があってこそ、正月なのだ。民族の証しである餅を沢山食べてね。
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